つたをたつ

ゲームや映像媒体等娯楽についてのブログ。たまにエッセイも。

ドラマ「今日から俺は!!」9話感想、そんな不意打ちでいいのか三橋よ

日テレドラマ「今日から俺は!!」9話の感想、考察。原作と比較して書いていく。

 

あらすじは三橋・伊藤の存在に我慢ができなくなった相良が開久内でクーデターを起こす形で軟高制圧の旗をあげるというもの。

原作16巻の「本家本元悪者編」から17巻「激突男道編」までのエピソードが元になっていると思われる。

 

派手なアクション、渋いセリフで人気のエピソードの一つなのだが・・・。

 

大筋は原作からの変更は無し

まず主要人物についての話。

 

今回、片桐に反抗する形で開久の不良を率いていた相良だが、原作では相良の役回りは末永という男が演じている。

ドラマ今日から俺は!!9話の元エピソードの末永のシーン

西森博之 今日から俺は!! 16 88ページより

 

この末永は、片桐の1学年下で、片桐の次の開久の番を張る男。確かに実力はあるが、片桐に比べると不良としての芯の弱さや、"オトコ"としての未熟さが目立つ小物として描かれている。

 

確かに強いけれど、実際は卑小な人間である末永が黒幕である故に、最後彼が三橋に思い切り殴り飛ばされるシーンは非常に爽快だった。

 

ドラマでこの男が相良に変わったのは妥当なとこかな。「卑小な小物黒幕」という点では相良と末永は全く共通しないが、特になんの問題もなしに話は進んでいた。

 

これの他にも細かい変更点はちまちまあった。原作のこのエピソードでは一切登場しない京子が出てきたり、開久が三橋達を挑発するために原作にはなかった色々な策を弄したり。

個人的には原作に居た本物の剣道部の田中君も出してあげてほしかった。

 

今日から俺は!!の剣道部の田中

西森博之 今日から俺は!! 16 125ページより

三橋が適当に名乗ったであろう「剣道部の田中」は実在する青年だった。

ドラマでは登場しなかったけれど、これ関連の小ネタが結構面白い。みんなも原作読もうね。

 

とまあ、ここまでは大体原作通りだったのだけれど・・・。

 

 

殴り込む軟高生達、完全な不意打ちのみで相良を倒した三橋

ドラマ9話終盤、開久に今井達と殴り込むのは大体漫画と同じ。けれども相良(末永)にいつまで経っても手が届かないのも同じ。

 

オリジナルなのはここから。

 

助っ人として来た軟高の仲間達

まず、伊藤たちの窮地を救うべく軟高のみんなが開久に殴り込んできた。終盤らしい演出、仲間たちが助けに来る。

 

まー普通の改変だよね、来週最終回だし。こういうのもあっていいよね。ちょっとだけ「最初から金払わず殴り込みいけや」なんて思ったけれど、そこまで深く掘り下げるほどの話ではない。

 

ちなみに原作では中野というメチャクチャに強い紅高生が助太刀しにくる。

今日から俺は!!17巻の中野

西森博之 今日から俺は!! 17 58ページより

余裕そうな態度、完全に強キャラのそれ。かっこいいからみんなも原作読もうね。

 

しかし助太刀を以ってしても黒幕まで手が届かないのは漫画もドラマも同じ

 

完全な不意打ちだけで相良を倒した三橋

これにどうも納得できない

 

今回のドラマ9話、最初から倒れたフリをして相良の前まで運ばれてきた三橋は、油断しきった相良を思いっきりぶっ飛ばした。

 

ここは原作と微妙に異なっている。

 

原作では別行動をしていた三橋は彼なりに開久生と格闘したものの、結局は自身のミスで一度囚われてしまうハコガメ♡

 

しかし、囚われるトコまで彼の計算通りだったようで、拘束から逃れた三橋は、黒幕末永に正面から戦いを挑む事に成功する

三橋は末永を圧倒、見事抗争を終わらせる・・・という話になっている。

 

今日から俺は!!17巻で三橋が末永を倒すシーン

西森博之 今日から俺は!! 17 82,83ページより

 

つまり、原作三橋は黒幕へのアプローチは卑怯だったが、彼と戦うにあたってはきちんと実力で倒しているということ。

 以降、三橋には「千葉最強」の称号が付くのだが、これはきちんと開久の頭を倒したのだから当然のことである。

 

 

それに対しドラマの三橋は不意打ちであっさりと倒しておしまい。これでは少し格好がつかないのではないか。

去り際の「これで俺が千葉最強だからな」というセリフにも説得力が全く無い。むしろちょっとカッコ悪いぞ。

 

ドラマの尺なんかを考えるとしょうがない構成だったのかもしれないけど、もうちょっとなんとかしてほしかった。

タイマン張らせるにしても瞬殺しちゃうんだから、そんなに時間食わないはずだし。

 

 

最後に

ずいぶんとあっさり終わったな、と思ったら、やはりラストにぶち込んできた開久のバックにつくヤクザ達。

 

これについては以前ラスボス考察みたいなのを書いたけど、大体その通りになるのかもしれない。片桐あたりが三橋達に付きそう(適当)。

 

 

城田優がでっかい。自分でラスボスって言ってるだけあるわ。

 

OPテーマの男の勲章の歌詞に沿った次回予告、いいね。最終回でテーマ曲が流れる演出大好き。

 

自分的に一番気になってるのは6話に出てきた元ヤクザ教師の剛田。ワザワザ原作にない開久への異動を描いたんだから、きっと出てくる。そうに違いない。

 

今週の開久乗り込みもなかなかクライマックス感あるものだったけれど、それを遥かに上回るヤクザというラスボス。この二段構えはまさに最終章に相応しく、9話はその入口として十分に機能してたのではないだろうか。

 

来週でついに最後。楽しみにしていよう。

 

 

今日から俺は!!感想まとめ

 

cut-vine.hatenablog.com

 

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